2006年03月06日

第七回化石の発掘:埼玉県川本(荒川南岸「楊井層」)

2006年3月4日。
非常に寒い日が多かった今年の冬。でもこの日は、朝から春らしいとっても暖かい良い天気。やっと長かった冬も終わりを迎えたようです。

そうなれば早速アウトドア(笑)。もちろん『化石の発掘』へGO!でしょう(^o^) 化石の発掘はこの季節が一番です。残雪や雑草に覆われることなく、気候も野外活動にはもってこいですから。

今回の発掘は、埼玉県の川本というところ。

ここは荒川を挟んで北側に「土塩層」という約1000万年前の海辺の地層が、南側には「楊井(やぎい)層」という約800万年前の陸上または陸に近い沿岸の地層が見られます。
(『埼玉の自然をたずねて 日曜の地学』という本にこの場所の詳しい情報が載ってます。興味のある方は「こちら」をご参照ください。)

さて、まずは荒川南岸「楊井層」から発掘スタートです!

「楊井層」はとってもわかり易い場所にあります。なぜならすぐそばに「白鳥飛来地」と「鹿島古墳群」があり、その案内の大きな看板と駐車場があるからです(^^)
(車はここの駐車場に止めることができます。きれいなトイレも完備で安心です。)

現地地図

白鳥飛来地.jpg白鳥.JPG

この日も白鳥(コハクチョウ)がたくさんいました。10月から3月中旬頃までいるそうです。
そしてこの白鳥たちがたむろしている辺りから川岸を100m程度東へ行った場所に「楊井層(新第三紀中新世・約800万年前)」があります。

楊井層00.JPG

この辺りの砂岩部分には、樹幹の化石がたくさん見られます。

樹幹化石.jpg

これは木が陸上に生えたまま地層にうもれてできたもので、化石林と呼ばれ学術上たいへん貴重なものだそうです。
そんな化石林の付近の粘土のような泥岩や砂岩部分を掘ると、植物化石がたくさん見つかります。

楊井層化石01.jpg楊井層化石02.jpg

ここでは、サイの下あごの化石も見つかったことがあるそうです。
さすがにサイの化石は見つかりませんでしたが、きれいなカニの化石や大きな貝の化石を見つけることができました\(^o^)/

楊井層化石カニ.jpg

楊井層化石貝.jpg

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今回の成果はこんな感じ。

楊井層化石03.jpg

さて、この「楊井層」の化石はもろい粘土のような泥岩や砂岩のため、乾くとボロボロに崩れてしまします。それを防ぐには、乾く前に水で溶いた木工用ボンドを化石に塗ってやります。

化石処理.jpg

こうすれば化石がしっかり固定されます。

楊井層化石カニ02.jpg


こんな感じで荒川南岸「楊井層」の発掘は午前中で終了。そこで白鳥を眺めながらお弁当を食べて、午後は荒川対岸の「土塩層」へ。

というわけで次回は、埼玉県川本(荒川北岸「土塩層」)のレポートをお送りします。(^o^)/
posted by 子育て父さん けい at 12:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 外で遊ぶ(化石の発掘編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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